トピックス・オートモーティブ

「自ら走る」機械、自動車。その根幹をなす「パワートレイン」をHILSでシミュレーションすることで、開発効率を一気に向上させましょう。自動車メーカー様はもちろん、周辺分野の開発の方も必見です。
「自動車」の根幹となる「パワートレイン」
自動車という機械のアイデンティティは「自ら走る」こと。動力源を備え、そこでうまれた動力を車輪まで伝達する機構によって成り立っています。この、エンジン/モータから車輪までをの駆動系を「パワートレイン」と呼びます。
パワートレインは自動車の躯体全体に広がる基幹ですから、物理的にも、システム的にも大規模なものになります。そのため、ここに関わる開発・テストについては、工数も、複雑さも、そしてコストも大規模なものとなりそう……。
そこで、「HILS」によるシミュレーションの導入を検討しましょう! 実物のパワートレインの開発と関連部分の開発が平行化できるので、開発効率の向上とコスト削減が期待できます!
HILSは単純な「仮想化」ではありません
HILS(Hardware-In-the-Loop Simulation)は、実物のエンジンやECUが存在する前の段階で、シミュレーションによってそれらを置き換えた状態で関連の開発を進める技術です。ですが、これは単純な「仮想化」とは異なります。
特に、パワートレインは大規模な機構ですので、複数のパートが結合して成立しています。たとえば、「モータ」、「バッテリ」、「トランスミッション」等々。
パワートレインを構成する各パートの開発状況に応じて、ソフトウェアで実行するシミュレーションの各部を、実際に出来上がった(または試作した)実物に順次置き換えることで、開発の最初ではソフトウェアによる仮想のシミュレーションだったものが、最終的には限りなく本物に近い機器に置き換わっている、といったことが可能なるのです。その間、各パートの開発作業が止まることはありません。

パワートレインHILS 3つのポイント
HILSを導入することで、パワートレインまわりの開発プロセスを革新するポイントを3つあげるならば…
- より早く、より安価に!
物理的な部品の用意を行なわずに多数のラインを同時に、最適なタイミングで走らせることができますから、より早く、より安価に開発やテストを行なえます。 - 実物ではできないテストも容易に!
シミュレーションであれば、実物の部品の物理的な制約はありません。実物なら壊れてしまうようなフェールを発生させ、ECUに異常状態を与えるなどして、異常系のテストも容易に行なえます。より広いテストカバレッジを実現できるでしょう。 - 日々進化するデバイスにも即座にキャッチアップ!
ソフトウェアのロジックで記述されたシミュレータは、新しいデバイスにも非常に柔軟に、非常に素早くキャッチアップできます。
お客様のお仕事にも、ぜひ導入をご検討いただきたいです!
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