トピックス・オートモーティブ

私たちが日頃利用している自家用車でも、自動ブレーキ、自動駐車、クルーズコントロールといった運転支援機能は一般的になってきました。ドライバーに代わって運転してくれる賢い「自動運転」まではもう一歩です。
KGCでは、自家用車とは異なる、いわゆる働くくるま「特殊車両」の自動運転にチャレンジしています。今回はその一端をご紹介します。
大型特殊車両の自動運転が必要とされるワケ
自家用車の自動運転は、交通環境をより安全で効率的なものにするといった社会的な要請や、ドライバーの高齢化問題への対応などが原動力となって推進されています。では、大型特殊車両はどうでしょうか。
「大型」で「特殊」な車両だけに、運転には高度な技術と熟練が必要です。免許の取得の難易度も高く、ドライバーさんの育成・確保は常に運輸業界、製造業界の課題となっています。
また、排気ガスや騒音等、環境への影響も大きいので、効率的な運転でこれを軽減する必要もあります。
効率的な運転については、運用する企業にとってはコスト削減という意義も大きいですね。
「大型特殊車両」の自動運転はチャレンジング
KGCがターゲットにしているのは、運転席があるキャブ部分と、積荷を載せる車体後部が可動式の大型特殊車両です。

こうした車両は自動運転ソリューションの開発においては開拓途上の分野であり、いまのところ開発支援システムとして確立したものは存在しません。
上図のような大型車両は
- キャブ部分とダンプ部分に関節があって、重心が移動する
- 車輪がたくさんある
- そもそも巨大で質量もある
といった特徴があり、一般的な四輪車に比べると「チャレンジ感」に溢れています。
KGCならここまでできる!
車両メーカー様やユーザ企業様に対して、KGCは以下のようなソリューションをご提供します。
- 大型特殊車両のモデルを利用したシミュレーション
大型トラックなど、一般的なシミュレーションソフトでは表現できない運転モードを再現できます。
車両のどこにLiDERを配置すれば効率の良い外界センシングが可能か、といった、大型特有の課題を検討いただくことも。
シミュレーションの構築には、米Oztech Incとタッグを組んで挑みます。

- シミュレーションで得られた結果を反映したシステム構築
実際の車両に搭載されたECUに対して、自動運転コントロールを付加するシステムを構築します。
- AI要素にも対応
AIの要素の導入を前提に、システム全体をデザインします!
一般道を走る車両を製造/運用している企業様だけでなく、広大なプラント構内で物資運搬用車両を運用する企業様など、様々な分野のお客様からのご相談をお待ちしております。
ビデオ会議でお待ちしています!
お客様のニーズをお聞かせください。ビデオ会議でのご相談も承ります! これまでのKGCの実績や各種資料などを共有し、スピーディに理解を深める機会をご提供します。
ご連絡お待ちしております!
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