プロダクツ
HKS-9505
IPテレメータ
概要
ネットワーク機能
-
計測装置の100Hzサンプリングレート3chのWIN/WIN32データを送信、
遠隔地からの動作状況の確認、設定変更などのメンテナンスが可能
電源管理
- オプションのAD電源装置と専用バッテリーにより、通信回路が途絶えても連続観測が可能
データ記録機能
- 内部ストレージに標準で4GBを内蔵し、サンプリングデータをWIN/WIN32形式で連続記録が可能
動作状態
- 本体前面のLEDランプにより状態の確認が可能
特長
インターネット標準に準拠したネットワーク機能
サンプリングしたデータはネットワークを経由してデータ収集拠点へ送信します。
100BASE-T、TCP/IP、UDP/IPといったインターネット標準技術に準拠し、データ収集やメンテナンス時に使用する機器はUNIX、Windows、MacOSなどプラットフオームに問わずご利用いただけます。
標準的なWIN/WIN32形式をネイティブサポート
ネットワーク経由のデータ送信やデータ蓄積は、地震計測分野で標準的に利用されているWIN形式、またはWIN32形式によって行われます。
遠隔メンテナンス機能
IP接続された遠隔端末より、Webブラウザを使用して電源状態や動作状態、設定の確認および変更を行うことができます。
リアルタイム波形転送
計測装置で収録された波形データを受け取り、リアルタイムIPテレメータとして複数拠点に送信することができます。
データ収録
計測装置で収録されたデータは、本機の内蔵ストレージに蓄積され、通信回線トラブル時等のバックアップデータとしてご使用いただけます。
蓄積されたデータは、遠隔端末よりWebブラウザを使って波形グラフの形で閲覧することができ、またブラウザ上の操作によりファイルとしてダウンロードすることができます。
内部ストレージはリングバッファ(巡回書き込み)として使用されるため、空き容量が不足してきた場合、古いファイルより自動的に削除されます。
バックアップ電源
オプションのAD電源装置と鉛蓄電池装置を使用することにより、停電時にも継続運用が可能です。
仕様
入出力インターフェース
ADC I/F |
計測機器接続用インターフェース |
---|---|
USB2.0 |
2ポート(拡張用) |
RS-232C |
メンテナンス用に使用 |
ネットワークインターフェース
コネクタ |
100Base-TX/10Base-T |
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プロトコル |
TCP/IP,UDP/IP |
※サンプリングレート100HzでWIN/WIN32形式で送出可能
内部ストレージ
容量 | 標準4GB(8GBに変更可能) |
---|
内部ストレージにデータ保存可能
データ形式
- WIN形式/WIN32形式
※WIN形式は、東京大学地震研究所で開発された多チャンネル地震波形データ処理システム「WINシステム」で使用されるデータ形式です。
※WIN32形式は、防災科学技術研究所がWIN形式を拡張し、開発したデータ形式です。
消費電力
電源電圧 |
DC12V(DC10.5V~DC16V) |
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消費電力 |
2.4W以下(24時間平均) |
外形/重量
外形寸法 |
W160×D120×H50mm |
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重量 |
700g |
装置条件
動作温度 |
-20〜50℃ |
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保存温度 |
-20〜65℃ |
動作湿度 |
20〜90%(結露なきこと) |
保存湿度 |
20〜90%(結露なきこと) |
粉塵 |
特にひどくないこと |
腐食性ガス |
ないこと |
付属品 / ユーザーズマニュアル、接続ケーブル、ACアダプタ、ボタン電池(CR2032)、保証書
オプション / AD電源装置、鉛蓄電池装置、LANケーブル